高齢のデュエル・マスターズ愛好者を対象に、カードゲームの「殿堂入り」制度を高齢者施設にも導入する取り組みが始まることが分かった。対象は原則70歳以上のデュエリストで、長年の対戦実績や地域大会への参加歴などをもとに認定する。
制度を導入するのは、全国で高齢者施設を運営する「シニア・マスターズ協会」。同協会によると、施設利用者の間でデュエル・マスターズを楽しむ人が増えていることから、「長年デュエマを続けてきた人を、単に高齢者としてではなく一人のデュエリストとして評価したい」として制度を企画した。
認定条件は70歳以上であることに加え、デュエマ歴20年以上、公式・非公式を問わず大会への参加経験があることなど。施設内の対戦会で特に優れた成績を残した場合は、年齢にかかわらず特例で認定される場合もあるという。
殿堂入りした利用者には、居室入口に専用プレートを掲示。施設内大会では名前の横に「殿堂」の表記が付き、対戦相手から一定の敬意を払われる。
一方、関係者の間では「殿堂入りするとデッキに1人しか入れられなくなるのではないか」との声も上がっているが、協会は「今回制限されるのは本人の使用枚数ではない」と説明している。
さらに100歳以上で現役を続けるデュエリストについては、通常の殿堂入りより上位にあたる「プレミアム殿堂」への認定も検討する。
制度開始を知った東京都内の72歳男性は、「殿堂入りはカードだけの話だと思っていた。自分もようやくそこまで来たか」と話す一方、「まだ大会には4枚積みで出たい」と現役続行に意欲を見せている。
協会では今秋から一部施設で試験導入し、利用者から好評だった場合、来年度から全国に拡大する方針だ。