往年のデュエル・マスターズで知られる呪文《崩壊と灼熱の牙》を使い、現代デッキの使用者2人相手に同時対戦に挑んだ男性が、カードを唱える前に3ターンで敗北していたことが5日、分かった。
対戦したのは、市内のカードショップで開かれた交流会に参加した30代男性。男性は対戦開始前から《崩壊と灼熱の牙》を手に、「これが決まれば一気に流れを持っていける」「俺は白凰なんだ!Wなんだ!」と周囲に説明するなど、意気揚々と対戦席に着いたという。
しかし、相手が使用したのは現代環境の高速デッキだった。
1ターン目から順調に盤面を整えられ、2ターン目には複数のクリーチャーが展開。男性は《崩壊と灼熱の牙》を手札に抱えたままマナを伸ばそうとしたものの、必要な準備が整う前に攻撃を受け続けた。
3ターン目、男性が「次のターンにはいける」とカードを掲げた直後、残っていたシールドをすべてブレイクされ、そのままダイレクトアタックを受けた。
2人同時に相手するも奇跡的に対戦時間はともに約4分だった。
男性は対戦後、「昔はこのカードを出すまで待ってもらえた気がする。今のデュエマは速すぎる」と困惑した様子で話した。
一方、対戦相手の高校生2人は「何をしようとしていたのか分からなかった。相手はマナを貯めてるだけで終わった」と話している。
店員によると、男性は敗北後もしばらく《崩壊と灼熱の牙》を手に持ったまま対戦卓に座り、「一回だけ使わせてくれないか…」と再戦を申し込んでいたという。
2戦目も3ターンで終了した。
交流会を主催した店舗は、「昔の切り札を現代デュエマで使う場合、発動できる保証はない」とコメントしている。