埼玉県表野市の市民体育館で6日行われたアマチュアボクシング大会で、40代の男性選手が試合中に《無限掌》と《フル・コマンド》を掲げ、「これで無限に攻撃できる」と主張して連打を続けようとし、試合が一時中断する騒ぎがあった。
大会関係者によると、男性は第2ラウンド開始直後、セコンド席に置いていたカード2枚を取り出し、リング中央で「まず《無限掌》、次に《フル・コマンド》」と宣言した。
その後、相手選手にパンチを繰り出すたびに「アンタップした」「もう一回いける」と叫び、レフェリーの制止にも「まだ攻撃回数が残っている」と応じなかったという。
レフェリーは約30秒間試合を止め、男性にボクシングではデュエル・マスターズのカード効果は適用されないことを説明。男性は一度はグローブを構え直したものの、「でもコンボは成立している」と納得しない様子だった。
観客席にいた男性(35)は「最初は演出だと思った。カードを2枚見せたところで昔の漫画みたいだと思った」と話した。
試合はその後再開されたが、男性は相手の左ストレートを受けてダウン。カウント8で立ち上がったものの、続く攻撃を受け、レフェリーストップで敗北した。
試合後、男性は「《無限掌》で攻撃後にアンタップし、《フル・コマンド》でパワーを上げれば理論上は止まらない」と説明。「現代ボクシングのルールがコンボに対応していなかった」と話しているという。
大会運営側は今回の件を受け、「バトルに勝たないとアンタップは出来ないため、無限攻撃は不可能だ」としている。
なお、男性が持ち込んだ《無限掌》と《フル・コマンド》は試合終了後、セコンドに返却された。
